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DTM スケッチ

「曲のアイデアを今すぐ書き留めたい」「メイン DAW を立ち上げる前に、軽くスケッチしたい」——そんな用途に skulpton は向いています。Tauri 製で起動が速く、MIDI 専用なのでオーディオ周りの初期設定も不要です。

  • 思いつきを 30 秒以内に音にする
  • 後で別 DAW(Logic / Live / Cubase 等)に渡せる形 で残す
  • オーディオ録音は別環境 に任せる(skulpton は MIDI のみ)
  1. skulpton を起動(数秒)
  2. + Add Track で空トラック
  3. OUT を All のまま(OS の MIDI ポートに自動で送られます)
  4. macOS なら IAC ドライバ を有効化済みのソフトシンセを 1 つ立ち上げておく(Logic Pro X や Sforzando 等)
  5. 空きレーンを ダブルクリック でクリップ作成
  6. クリップを ダブルクリック でピアノロールへ
  7. ノートを置いて Space で再生

詳しい初回フローは はじめての MIDI トラック(5 分)

スケッチは「短い動機 → 繰り返し → 変化」で形になります。skulpton のクリップ複製機能はこの流れに最適化されています。

やりたいこと操作
短いリフを繰り返すクリップを Cmd/Ctrl + D で複製、続けて押すと連鎖配置
別バリエーションを試すコピー(Cmd+C) → Stamp ツール(4) で配置位置を視覚的に確認
違うパートを足すトラックを足して別 OUT チャンネルに
4 小節 → 8 小節に拡張クリップ右端ドラッグで非破壊リサイズ

スケッチが固まったら、メイン DAW に渡します。現状サポートしているフォーマット:

  • クリップ単位: .clp(独自 JSON)でエクスポート → 別 skulpton プロジェクトに取り込み可
  • MIDI ファイル: .mid のインポートはあり、エクスポートは現在準備中

現実的なやり方(MIDI Export 待ちの間)

Section titled “現実的なやり方(MIDI Export 待ちの間)”
  1. skulpton でスケッチを再生(IAC バス経由で別 DAW へ)
  2. 別 DAW 側で MIDI 録音MIDI Capture 機能で受け取る
  3. それをメイン DAW のトラックに貼り付け、編曲を続ける

→ skulpton は「先頭の数バー分のシード」を生み出す道具として割り切るのが、現状の最適解です。

オーディオは扱いませんが、OS の MIDI ルーティングで好きな音源を鳴らせます。

  • macOS: Audio MIDI 設定で IAC ドライバ → 受け側に Logic / GarageBand / Sforzando / Pianoteq など
  • Windows: loopMIDI で仮想ポート → 受け側に Cantabile / Reaper / SAVIHost など

詳細は MIDI 入出力を設定する

5. Coding Note Effect でアイデアを爆発させる

Section titled “5. Coding Note Effect でアイデアを爆発させる”

スケッチが詰まったときの突破口:

  • drunk(60, 3, 48, 84) — ランダムウォークで予測不能なメロディ
  • euclid(5, 16) — 普通に打ち込めない揺らぎのあるリズム
  • シードを変えるだけで変奏seed("a")seed("b")

具体例は パターン集(レシピ)アルゴリズミック作曲

Cmd/Ctrl + S 相当(メニューの Save)で保存。プロジェクトファイルは JSON ベースなので、Git で差分管理もしやすいです。

  • 「実験用」プロジェクトを 1 つ常に持つ — 思いつきを毎回そこに溜める
  • テーマを paper すると紙のような落ち着いた表示で、思考に集中しやすい
  • BPM を意識的に変える — 同じノートを 120 / 90 / 140 で再生すると新しい印象が見える