コンテンツにスキップ

ハード MIDI ライブ演奏

ハードシンセや音源モジュールを skulpton で ライブ用シーケンサー として使うワークフローです。本番環境で「音が止まらない」「MIDI が飛ばない」を起こさないよう、堅実に組む手順を中心にまとめます。

skulpton ──USB-MIDI──▶ 外部シンセ(複数可)
└─ IAC ───────▶ ソフトシンセ(オーディオはモニタへ)
  • MacBook + ハードシンセ + (任意で)ソフトシンセ
  • ライブ中はキーボードのみで操作 — マウス・トラックパッドは触らない

各トラックでハードシンセ/ソフトシンセを別々のチャンネルに分けます。

トラックOUTチャンネル役割
Pad(ソフトシンセの IAC バス)1パッド
BassUSB MIDI Device2ベース(ハード)
LeadUSB MIDI Device3リード(ハード)
DrumsUSB MIDI Device10ドラム(GM 互換 ch10)

詳しい設定手順は MIDI 入出力を設定する を参照。

ライブの「セクション」ごとに クリップを 1 つ 用意し、横にずらりと並べる構成にします。各クリップの長さは 4〜16 小節で揃えると進行が読みやすくなります。

  • イントロ → A メロ → B メロ → サビ → ブレイク → アウトロ
  • 各クリップは 複製 (Cmd/Ctrl+D) で作って差分を編集

各セクションで ループ範囲 を設定して、ジャム感のあるパートを作ります。

  • ルーラを Shift + ドラッグで範囲指定(バー単位スナップ)
  • Loop ボタンを ON でループ再生開始
  • セクションを切り替えるときはダブルクリックでループクリア → 次セクションへ Seek

詳細は トランスポートと再生

ライブで最も避けたいのが 音が鳴り止まらない(Stuck Note) 状態です。skulpton は以下のタイミングで全 16 ch に CC123/CC120 を自動送信して、これを防ぎます:

  • Stop / Pause / Seek
  • ループ範囲の折り返し
  • MIDI 出力ポートの切替

それでも残った場合は Stop ボタンを再度押す だけで復旧できます。詳しくは トラブルシューティング を参照。

5. ステージ前のチェックリスト

Section titled “5. ステージ前のチェックリスト”
  • 各トラックの OUT ポート・チャンネルが正しい
  • 各シンセ側のレシーブチャンネルと一致している
  • BPM・拍子が想定通り
  • ループ範囲を設定済み(必要なセクションだけ)
  • キーボードショートカット を一通り確認 — Space / Cmd+D / 数字キー(shortcuts
  • 一度通しで再生 → 全シンセが鳴ることを確認
  • テーマを暗めに設定(mono など)
  • スリープ/自動更新が走らないよう OS 側を設定
  • バッテリ接続 + 予備の USB-MIDI ケーブル

セクションごとにジャム的にバリエーションを出したいとき、coding Note Effect が活きます。

  • シードを変えるだけで違うフレーズseed("set-A") のシードを差し替える
  • 確率分布を時間で変える — クリップの後半に向けて密度を上げる(recipes 参照
  • ユークリッドリズムで揺らすeuclid(5, 16)euclid(7, 16) にしてみる

ライブ中に何か起きたら:

  1. 音が鳴り止まらない → Stop ボタンをもう一度
  2. シンセが反応しない → トラックの OUT を一度別のものにしてから戻す(ポート再オープンで panic が走る)
  3. コードが反映されない → クリップ Code を 1 文字編集 or libs トグル off→on(トラブルシューティング